はじめに

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知識習得

このページにたどり着いたということは、あなたは営業職について困っているからだと思う。

僕も新卒のとき、そう思っていたから、わかる。

そのため営業に関するビジネス書を何十冊も読み漁り、ネットを徘徊して営業の記事を読み漁った。

しかし、有用なものは少なかった。なんというか、全体的にフワっとしていて、役に立たない。

しかしそれは仕方のないことだった。書籍には正論が書けない時もあるし、特定の業界に特化することも難しいからだ。

僕は、自分が営業という戦場で身につけた戦場の剣を、このサイトに訪れた人に伝えたくてこのサイトを作った。

対象とする人

このサイトではまず、営業職の初心者向けに営業とはどんなものなのか、どういう思考方法であたるべきなのかを説明する。このような人が対象だ。

  • 営業部に配属された新卒
  • 部署異動で初めて営業をする
  • 技術営業になった人
  • まだ売れたことがない営業マン
  • 営業職で内定した学生
  • 営業職を検討している学生

次に、既に営業職を数年経験し、売れた実績はあるものの、

  • きつい、つらい、しんどい
  • もっと売れるにはどうすれば
  • もう辞めたいな

と、思う人も大勢いるかと思う。僕もそうだった。

はじめに

結論から言う。営業職は最初から難易度が決まっている。

難易度が高い営業が難しく、つらいのは当たり前だ。

ゲームで例えると、難易度がEASYの営業職もあるし、VERY HARDの営業職もある。

それは業界や商品や会社の立ち位置により、入社した時点で決定される。営業マン個人で決まる部分というのは意外と少ない。そして問題なのは、その難易度に賃金が正比例しないことだ。

どの営業の戦場も、平等な条件ではない。

メタ的な視点が必要だ。その情報共有も行う。なぜなら、僕はあなたの勤務先を儲けさせることよりも、あなた自身が少しでも良い労働環境で営業職をやってほしいと思うからだ。いくら力がついても、ブラックにいる限りは幸せにはなれないと、自分の体験から強く思う。

僕はこのサイトでの発信を通じて、ブラックに勤めてしまう営業職を一人でも減らして、ブラック企業の自然淘汰が加速されることを願っている。

結局、労基署や経団連の運動は効き目がない。

ブラック経営者がそれらをかいくぐる方法は無限にあるからだ。根本的にブラックを滅ぼすには、ブラックで働く人がいなくなること。これしかない。

僕は自分の経験から、ブラックを憎んでいる。そして日本中にブラックは溢れている。ブラックのせいで、日本はこんなに貧しくなってしまった。そんなブラックを減らすには、労働者がブラックに「NO」と言って去るしか、方法はないのだ。

僕のブラック経験

僕はリーマンショック後の就職氷河期に就活した。

結果として、ブラック企業に入社し、入社2週目から単独で飛び込み営業をスタートした。まともな教育もないのに、成果は追求される会社だった。

同期は営業だけで5人いたが、半年に1人ずつ辞めるペースで2年半で僕だけになった。

僕は悩みながらも手探りで努力した結果、たくさんの幸運があって、売れて生き残ることができた。もし売れていなかったら、僕だって1年も保たなかったと思う。

毎日朝7時に出社し、9時から外回り、19時に帰社して夕礼、その後、22時まで残業…という1日あたり14時間の労働。そして年間休日80日、土日のサービス出社アリ、残業代は「みなし」。

労基署にタレこんだら一撃で終了な環境で働いていた。

当然、離職率も尋常じゃなく、中途入社の人は1ヶ月で辞めるのが珍しくない、宗教的ワンマンな会社だった。

僕は当時洗脳されていた。忙しい自分に酔っていたのかもしれない。なんかアグレッシブな社畜だった。20代前半で実家暮らしだったからできた、仕事へのフルコミットであった。

今思うと、僕の労力も、時間も、幸運も恐ろしく安価に買い叩かれた。

だから僕はブラックを憎んでいる。

僕のホワイト経験

そして、そんなブラック企業の洗脳も解け、愛想をつかして転職した。

アッサリ年収が1.5倍になり、18時には退社、年間休日120日以上、有給休暇も普通に取れるという環境になった。

最初は戸惑った。仕事はすごくラクになったのに年収も休みも激増した。なんで?苦労して頑張った分が給料じゃないの?

しかしブラックとはまた違うタイプの能力がホワイトでは要求された。ブラック営業は飛び込みが基本だったから、お客さんとアポを取ることも少なかったし腰を据えて話すこともなかった。

だがホワイト企業に入社したらアポイント取るのは当たり前、1時間の面談のうち50分は雑談だった。最初はかなり戸惑った。

僕はたまたま運が良かったのでホワイト企業に転職できた。これは本当に運が良かっただけだと今でも思える。

しかし要素をあぶりだせば、再現性のあることだと気が付いた。その考察も含めて転職に関するサイトも作成したので、今ブラックで苦しんでいる人はこちらのサイトも見て、転職を成功させてほしい。

文系MARCHの転職・就職

基本的に僕の境遇である文系MARCHの転職に特化しているが、転職の難易度が変わるだけなので文系MARCH以外の人にも有用な情報を書いている。

戦場の剣を伝えたい

ブラック企業で営業をしていた当時、僕はかなりの量の営業に関するビジネス書を読み漁っていた。ネットでも営業に関することを調べまくっていた。

営業成績を出すのに必死だった。

でも、既存の書籍にもネットにも、本当に大切なことは書いていなかった。少なくとも、僕はそう思っている。

書籍はその社会的責任から、特定の業界の営業職を否定することはできない。ネットも現役の営業マンが書いている記事は少なく、なんか全体的でフワっとしていて、本当に知りたい情報は見つからなかった記憶がある。転職サイトのコラムばっかりだった。全然参考にならなかった。

僕が思うに、本当に優秀な営業マンというのは直感型・本能型の人が多いので、文章を書いたり、初心者にわかりやすく説明することが難しいのだと思う。彼らはトップアスリートだから、初心者がなぜうまくできないのか、よくわからないし、教えることができないのだ。

僕は、自分が厳しい戦場の中で身につけた知識経験を公開し、苦しむ営業マン達の力になりたいと考え、このサイトを立ち上げた。新卒だった頃の僕に語り聞かせるように書く。

それは、似たような境遇にいる後輩達の役に、きっと立つと思うから。

机上の理論の剣ではなく、実務に役立つ戦場の剣を僕は伝えたい。

スター的な才能ではなく

世の中には、本当に人当たりがよく、印象が良い人で、話し方がうまい人がいる。そういう人が営業職をすると、ものすごい成果が出る。まさに天賦の才といえるだろう。学生の頃から皆の人気者だったり、自然と異性にモテたりする人は、やはり営業職でも成績を残す場合が多い。

しかし、そんな人はほんの一握り…いや、ひとつまみくらいしかいない。

だから、そんな天賦の才能に頼らない、努力や工夫で成績があげられるようにこのサイトでは解説をしていく。もちろん、天賦の才能はあった方が有利ではある。もし持っている人がいたら、それは有効に活用して良い。使っちゃダメということではない。

そして思うのは、営業は100点満点でなくていい。

世の中の平均が60点くらいのところ、75点が出せたらそれで十分だ。特に僕が推奨する化学業界などは75点が出せたらエースの営業マンになれる。

努力と理論で営業成績をあげよう。そしてより良い環境で働こう!

続き:このサイトを書いた人の自分語り→EP1 僕の就活体験記

↑はどうでもいいからノウハウ知りたい人向け→第1章「被購買力」とは

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