髪と眉

知識習得

ここまでの記事でスーツ、シャツ、靴、小物という、いわば「買えば済む」ものの準備は整った。

ひとまずこれらの服装が整えば、首から下はサマになる。大きく減点されず、むしろ信頼感のある装いができている。

そして「首から上」もまた第一印象を大きく左右する。

首から上と下は、第一印象を決める両輪だ。

たとえ服装がキマっていてもあなたの顔の印象が悪ければ効果は半減だし、顔の印象が良くても服装が微妙だと、やはり効果は半減だ。

どちらが欠けてもいけない両輪なのだ。

しかし顔の印象が良い悪いと言うのは、イケメンかどうかが大切なのではない。

営業マンに適しているか否か、初めて会うお客様に安心感を与えられるかどうか。

それだけが大切なのだ。

※イケメンは個人スキル。特殊能力のひとつと言える。

「営業マンに適している」とは

さて「営業マンに適している」とは具体的にはなんなのだろうか。

まずは「怪しくない」ことが大切だ。

お客様はまず最初に「自分に害をなしそうかどうか」を心配する。

”害”とは、経済的に損をさせてくる、粗悪な商品を言葉巧みに売りつけてこないか、という実害のことを指すし、また、実害まで至らずとも、単純に自分の気分を害してこないかどうか、イヤな気持ちにさせてこないか。

お客様は、そういうことを心配している。

残念ながら、「営業マン」という存在それ自体が、そもそも警戒されてしまう世の中である。

それほどまでに、今までの営業マンたちはお客様にひどいことをたくさんしてきた。

これはもう、先人たちに何やってんだよと憤りを感じる。しかしそれでは始まらないから、そんな現状を把握して、受け止めた上で対策していこう。

まず”初対面の営業マン”という存在は、要警戒な人物で、鼻つまみ者で、ウザい存在で、早く帰って欲しい存在だ。とにかくお客様は「何か売りつけてくるんじゃないか」と身構えてしまう。

繰り返すが、お客様は営業マンと初対面したとき、そのようなストレスをまず感じるのだ。

もちろん売り込みが始まるかどうかは、トークの内容に大きく左右されるものではある。

しかしその前に、やはり悲しいかな、僕らは動物であるから、まず見た目で大まかな判断をしてしまう。無意識にジャッジしてしまうのだ。

つまり「コイツは安全そう」「コイツは怪しいな」というジャッジに晒されるのだ。

だからこそ、この最初の最初、資格に与える印象というのは大切だ。

この最初の最初の分かれ道で「安全そうだな」に振り分けられること。

それが勝負を分ける。

ここで「怪しいな」のジャッジをされると、いきなりマイナススタートとなり不利になってしまう。

挽回するのはとても難しいし、あえてそうなる戦略的価値はない。

既にここまでの記事で「首から下」の見た目をクリアすることはできている。

本記事では首から上の対策を行う。

理想:アナウンサー

結論から述べる。要するにテレビニュースに登場する男性アナウンサーみたいな感じになればよい。

彼らは第一印象の達人だ。もちろんそれは、当たり前のことではある。

テレビという公共の電波に登場し、ニュースという厳粛なものをお伝えするアナウンサーは、マジメで安全な人でなくてはならない。読み手というのは情報の印象を変えてしまうからだ。

ニュースが胡散臭くなってしまってはいけない。

もちろんアナウンサーはイケメンだ。しかしそのエッセンスは大変勉強になるので、エッセンスを吸収していこう。

髪型:額を出す

まず髪型から。

基本的にはひたいを出すと良い。

額が見えると、大人の男の印象となるからだ。

ちなみに半分でも、全てでも、3割程度でもよい。とにかく全体を前髪で隠すことがなければよい。

前髪で額を隠すことは、子供っぽい印象を与えてしまうからだ。

また、前髪で隠すことは何かを隠しているのではないかと、感じさせる心理効果もあるそうだ。

これは学術的な解明や根拠は必要ない。

とにかく人が印象として感じることを受け止めることにのみ注目しよう。学術的に正しいかどうかはどうでもいい。

ただただ「お客様にどんな印象を与えるのか?」これだけに集中すること。

ちなみに、額を出すと言っても、オールバックやボウズは推奨しない(後述する)。

眉を整える

次は眉を整えよう。

「整える」とはそもそも何なのか?というと、つまりは「野放しにしない」ということである。

「眉をイジるなんて、オトコがすることじゃねぇ!」という人々もいる。

しかし”営業マンに関しては”、間違っている。

手入れの行き届いていない眉は、こちらも「子供っぽく」見える。

というか…なんかバカっぽく見えてしまうのだ。少なくとも賢そうに見えなくなる。

とはいえ、一昔前のヤンキーのように剃るとか、細眉にすることでもない。

余分な部分を排除して、定期的にカットするだけでいい。ボサボサを避ける。

具体的にはこの2つがポイントだ。

①眉尻の下側をスッキリさせる

②眉山をキツくしないこと。

また眉が濃い人はそれだけで印象がキツくなるので、薄めるような全体カットが好ましい。

眉は、目の近くにあるので、お客様に与える印象に大きく影響を与える。

首から上のポイント

基本的には「マトモそう」「賢そう」、というプラス印象を与えつつ、

「強引に売り込んでこなさそう」「印象がソフト」というマイナス印象の回避が大切だ。

特に後者は重要だ。

「押しが強そう」とか「すぐ売り込んできそう」というギラギラした印象の営業マンはそれだけで警戒されバリアーを張られてしまうので、その先が難しくなってしまう。

そうではなく「安心安全で、控えめなんだけど賢そうな営業マン」という印象が大切だ。特に初対面においては。ここで拒絶反応をされてバリアーを張られると警戒されてしまう。

初対面で怪しまれ疑われてしまうと、2回目の接触が怪しくなってしまう。

だから最初の一発目の第一印象が大切なのだ。

ここまでで「首から上」の、手入れするだけで物理的に解決するポイントを説明した。

営業マン的にNGな髪型

さきほど、営業マンは額を出すべきという項においてオールバックとボウズはNGということを述べた。このことについて補足しよう。

まずオールバックは、とにかく「強そう」に見えてしまう。

そもそもオールバックという髪型は、どんな人に多いだろうか。

社長やバリバリの営業マンか、それかちょっとコワい業界の人たちか…

…とにかくいろんな意味で「強い人」に多い髪型ではないだろうか。

ちなみに某証券会社では七三分けかオールバックしか認めないという伝説もある。

とにかくオールバックというのはパワーのある髪型なのだ。

このオールバックという髪型の是非はともかくとして、とにかくそのように世間の人々に「強者の髪型」として認知されている点が、営業マンとしてよろしくない。

お客様を無駄に威嚇し、身構えさせてしまう髪型は、ふさわしくないのだ。

ボウズについても同様で、とにかく良いイメージがない。

これまたコワい業界の人に多いし、ボウズというのは何か悪いことをした人がさせられる髪型というイメージもある。

やはりこのボウズという形の是非はともかくとして、世間一般のイメージが「良くない」というのが致命的だ。

そのため営業マンがわざわざボウズを選択する戦略的な意味はない。

とにかくアナウンサーみたいな髪型と眉。営業マンは、安心安全を感じていただくのが第一。

奇をてらわず、王道で大丈夫だ。

追記:チー牛くんを改変してみた

(2020.9.12追記)

ネット上で著名人となったチー牛くんを、本記事の内容&メガネなしで改変してみた。

まずはオリジナルのチー牛くんがこちら。

それを改変したのがこちら(画・ヤコバシ)

どうだろうか。

額(おでこ)を出すだけでだいぶ印象が変わると思う。

また、本記事ではまだ触れていないが、メガネがない方が、爽やかな印象を与えることができる。

ちなみにチー牛くんは、もともと眉が薄くて下がり眉なので、あまり眉をイジる余地がなかったが、眉頭をしっかり作って、眉尻を整えた。

続き:話し方の注意点

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